2026年6月24日

「歯が痛くなったら歯医者に行く」——これが日本の多くの方の歯科受診パターンです。しかし、先進国の中で日本の80歳時点での残存歯数は少ない水準にあります。その差を生む大きな要因のひとつが「予防歯科」への意識です。今回は予防歯科の考え方と、なぜ今すぐ始めるべきなのかをお伝えします。
治療型と予防型の歯科の違い
「治療型歯科」は痛みや問題が生じてから治療する受動的なアプローチです。一方「予防型歯科」は定期的なチェックとクリーニングで問題が起きないようにする能動的なアプローチです。予防に力を入れているスウェーデンでは、80歳での平均残存歯数が20本以上を維持しており、日本との違いは歯科受診文化の差が大きいとされています。
予防歯科で行うこと
・ 定期検診(口腔内チェック): 虫歯・歯周病・詰め物の状態・粘膜異常などを早期発見します。初期虫歯は削らずに止められる可能性があります。
・ PMTC(プロフェッショナルクリーニング): 専用の機器を使って、歯ブラシでは落とせないバイオフィルム(細菌の膜)・歯石・着色を除去します。口腔環境をリセットする効果があります。
・ ブラッシング指導: 自分の磨き方のクセや磨き残しを確認し、より効果的なケア方法を学びます。
・ フッ素塗布: 高濃度フッ素を歯の表面に塗布することで、エナメル質を強化し虫歯への抵抗力を高めます。
予防歯科がコスパ最強な理由
虫歯や歯周病は進行するほど治療が複雑になり、費用と時間がかかります。初期虫歯の治療費が数千円なのに対し、神経まで進行した虫歯は数万円規模になります。定期検診の費用は3〜6ヶ月に一度数千円程度ですが、これを継続することで大きな治療を避けられ、長期的には大幅なコスト削減になります。
予防歯科は子どもの頃から始めるほど効果的

虫歯菌への感染リスクが高い幼少期からフッ素塗布・シーラント・定期検診を受けることで、成人後の虫歯・歯周病リスクを大きく下げられます。「子どもを連れて一緒に」予防歯科に通う習慣をつけることが、家族全員の歯の健康を守ることにつながります。
まずは「健診だけ」でも大歓迎
「今は痛くないけど検診だけ受けたい」という方を大歓迎しています。むしろそのタイミングが最も効果的な予防の入口です。ぜひお気軽にご予約ください。
