2026年9月16日

秋は運動会・体育祭・スポーツ大会など、体を動かすイベントが多い季節です。スポーツ中の転倒・衝突による歯の外傷は子どもから大人まで年間を通じて発生しますが、秋のスポーツシーズンに特に多く見られます。今回は歯の外傷予防と、もし怪我をした場合の対処法をお伝えします。
スポーツ中に多い歯のトラブル
- 前歯の破折・脱落 ボールや地面・相手との接触で前歯が折れたり抜けたりするのが最も多いケースです。特に上の前歯に集中します。

- 口唇・舌の裂傷 転倒時に歯で唇や舌を噛み、口の中が切れるケースも多く見られます。
- 顎関節へのダメージ 顎への直接的な衝撃は顎関節症・顎骨骨折につながることがあります。
マウスガードで防げる怪我
マウスガード(口腔内保護装置)を装着することで、歯の破折・脱落のリスクを約60倍低減できるという研究があります。また、脳震盪の予防にも効果があるとされており、接触スポーツでは特に重要な保護具です。ラグビー・ボクシングでは義務着用となっており、サッカー・バスケットボール・野球などでも推奨されています。
マウスガードの種類
- 市販品(ボイルアンドバイト型) お湯で温めて自分の歯型に合わせるタイプ。手軽ですがフィット感・保護性能は歯科製品に劣ります。
- カスタムメイド(歯科医院製作) 歯型を取り個人の口腔に完全フィットしたものを作製。保護性能・装着感・呼吸のしやすさが格段に優れています。
歯が折れた・抜けたときの応急処置
永久歯が完全に抜けた場合は①根の部分に触れずに拾う②流水で軽く洗う③牛乳または口の中(頬と歯ぐきの間)で保湿④30分以内に歯科受診——この手順が歯を残せるかどうかの鍵です。スポーツシーズン前にかかりつけ歯科の連絡先を確認しておきましょう。
